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2022 年 4 月 13 日
Apple、Shot on iPhoneマクロ写真撮影チャレンジの受賞作品を発表
受賞者たちが、iPhoneフォトグラファーのグローバルコミュニティを象徴しています
今年初頭の数週間にわたり、世界中のiPhoneフォトグラファーたちが、Shot on iPhoneマクロ写真撮影チャレンジのために最高のマクロ写真を共有してくれました。iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxを使って撮影された写真は、最も細かいディテールさえも壮大に見える作品に仕上がっています。Appleは本日、iPhoneフォトグラファーのグローバルで多様なコミュニティを象徴する、10名の受賞者を発表します。ファイナリストには、中国、ハンガリー、インド、イタリア、スペイン、タイ、米国出身のフォトグラファーが残りました。彼らの驚くほど美しい写真は、apple.com、AppleのInstagram(@apple)、一部の都市の屋外広告などで公開されます。
iPhone 13 ProのラインナップはiPhone史上最も先進的なカメラシステムを備え、初めて、ユーザーはどこへ行くときも持ち歩いているデバイスで鮮明で驚くほど美しいマクロ写真を撮影できるようになりました。これにより、以前は専門のカメラ機材を持っている人たちだけのものであった撮影技法を、より多くの人々に開放しました。受賞作品は、マクロ写真撮影の素晴らしさは、ありふれたものから驚くほど特別な美しさを引き出し、小さなものを大きく写し出す点にあることを体現しています。写真には、蜘蛛の巣についている露や、犬の毛にかかった雪の結晶、洞窟のように窪んだハイビスカスの花、炭酸水の細かな泡に包まれたいちごなど、肉眼では見過ごしていたであろう驚異的な自然を捉えたショットが含まれています。
国際的な厳選された審査員であるAnand Varma、Apeksha Maker、Peter McKinnon、Paddy Chao、Yik Keat Lee、Arem Duplessis、Billy Sorrentino、Della Huff、Kaiann Drance、Pamela Chenが受賞作品を選出し、これらの写真を気に入った理由について意見を共有してくれました。
Shot on iPhoneマクロ写真撮影チャレンジ — 受賞者
「Sea Glass」、Guido Cassanelli氏
ブエノスアイレス、アルゼンチン
撮影者のコメント:「Sea Galss(シーグラス)は、世界各地の海洋から沿岸までをめぐる旅程の数千マイルによって侵食されます。私は海岸を歩きながら美しい日没を楽しんでいました。そして、シーグラスのこうした小さなかけらをいくつか集めて、iPhone 13 Pro Maxのマクロ撮影を試してみることにしました。何か不思議なことが中央に配置したシーグラスの内部で起こっているようで、琥珀みたいに見えます。あの質感が大好きなんです」
「最高の写真撮影はうっとりとさせてくれます。Guido Cassanelli氏の美しい写真は幽玄で、まるで別世界のようであり、神秘的です。iPhoneのマクロレンズを使ってくっきりと撮影されていながら、出来上がった写真には果てしない広がりとスケールがあります。幻想的な色の範囲は本当に華やかです」— Billy Sorrentino
「マクロ撮影機能を使用すると小さな世界が拡大されますが、これはその完璧な例です。正直なところ、私はこの物体が一見何なのかさえ知りえませんが、事実、そこには混沌の中に均整があり、複数の鮮やかな色と組み合わされていて、きわめて不思議な魅力を備えています」— Yik Keat Lee
「The Cave」、Marco Colletta氏
ターラント、イタリア
撮影者のコメント:「花びらの包み込むような形状が、濃い影によって強調されていて、探検されるのを待っている深い洞窟を思い起こさせました。目線を花の内側に保つことで、ハイビスカスの自然な形状によってその美しさの一端を存分に感じられるようにしたいと思いました。初めてマクロ撮影モードについて知ったとき、新しいiPhone 13 Proで楽しめる、素晴しい新機能のひとつだと思っていました。ですがその可能性を掘り下げてみたら、本当に気に入りました。目に映るほぼすべてのものを、実際の様子とは異なる抽象的な被写体へと変身させる可能性を与えてくれることに気づいたのです。この機能は、本当に私の想像力を解き放ってくれました」
「豊かな質感と色がこの写真を際立たせていて、前景のソフトフォーカスが構図を形成する見事な要素となり、見る人を引き込みます」— Della Huff
「横からマクロで撮影するのは、背景によって写真が乱雑にならないか考えないといけないので、簡単な作業ではありません。この写真は構図がいいですね。つぼみが花びらに囲まれていて、まるで抱きしめられ、大切に守られているようです。光と影が安らぎの感覚をもたらしています」— Paddy Chao
「Art in Nature」、Prajwal Chougule氏
コールハープル、マハーラーシュトラ州、インド
撮影者のコメント:「私は自然を愛しており、iPhone 13 Proを持って早朝の散歩に出かけるのが大好きです。この早朝のマジックアワーは自然の良さを最大限に引き出してくれて、フォトグラファーの喜びでもあります。蜘蛛の巣についている露が目に止まり、乾いた蜘蛛の糸がネックレスを形成し、その上で露が真珠のように輝いている様子に夢中になりました。まるで自然のキャンバスに描かれた芸術作品のように感じられました」
「これはまさに、シンプルで、図形的でありながら美しい写真の例です。水滴が豪華な小さい真珠を作り出し、それらが蜘蛛の巣の魅力的な形状をまとっています。ただ純粋に美しいです」— Arem Duplessis
「この写真は本当に完璧で、まるでイラストのように見えます。蜘蛛の巣の上に見事に配置された露を、極めて精細なディテールまで捉えています。身近にあるのにほとんどの人が見逃しているであろうものです。しずくには、ある種の調和があります。最初に目にしたときは、被写体が何なのか、見る人は騙されてしまうかもしれません。iPhoneが素晴しい仕事をしていて、こうした微細なディテールに焦点を合わせ、明確な背景がほとんどなくなるところまで接近しています」— Apeksha Maker
「A Drop of Freedom」、Daniel Olah氏
ブダペスト、ハンガリー
撮影者のコメント:「私が意図したのは、水の小さなしずくをユリと対比させて強調することでした。スタジオ用スポットライトを使ってユリを照らし、背景は暗くしました。私はこの花の形状が大好きです。下側の花びらは焦点を中央部に固定するのに役立っていて、水滴だけでなくオシベも強調されています。それでいて、この写真には構図に対する高揚感を高めるようなリズムがあります」
「この写真は、オランダの巨匠による花の絵を思わせる作品です。背景が花を美しく縁取り、花のゴージャスな赤や緑、青が前面に出て深い黒と対比されています。この写真は見る人の感情を惑わせ、中央の反射している水滴は本当に涙なのかもしれませんね」— Arem Duplessis
「この写真のくっきりしてきれいなところが実に気に入りました。中央の水滴が明らかな焦点ですが、植物の縁がくっきりしていて飛び出してきそうなところがとても好きです。これだけ接近しているのに、フリンジのような装飾感や人工的な感じがほとんどしません。黒い背景がさらにこの写真にとても高級なファインアートのような印象をもたらしていて、率直に言えば、人々が大金を払うような作品になっています」— Peter McKinnon
「Leaf Illumination」、Trevor Collins氏
ボストン、米国
撮影者のコメント:「これを目にしたのは、マジックアワーのほんのわずかの間に、太陽が私の部屋の窓に直接差し込んできた時で、それぞれの葉っぱの小さな細胞のすべてが照らされていました。写っている葉っぱは、私の机の上に置かれているカシワバゴムノキのもので、私はそこに座って一日中見ていることができます」
「ただの葉っぱがこれほど魅力的になると誰が知っていたでしょうか。単純なバックライトによって、それなしでは気づかれることもないような、構造とつながりから成るこの隠された世界を明らかにできることは注目に値します」— Anand Varma
「私がこの写真をとても好きな理由は、明確なレイヤー構成です。iPhoneによってここに作り出された被写界深度は、焦点とは何なのかをとてもはっきりと示しています。そしてこれは、背景をぼかしたまま前景を完全に切り離すことをソフトウェアがどれほど上手に行えるかを表す素晴しい例となっています。コンピュテーショナル被写界深度の完璧な例です」— Peter McKinnon
「Strawberry in Soda」、Ashley Lee氏
サンフランシスコ、米国
撮影者のコメント:「写真を使って日常的なアイテムをもっと特別な何かに生まれ変わらせることは、いつも私の創造性を引き出してくれる楽しいパズルです。この写真では、我が家のキッチンの冷蔵庫で見つけた2つのアイテム、いちごと缶入りソーダを使いました。キッチンのカウンターに透明な花瓶を置き、花瓶の中にソーダを注いで、背景には黒い紙を使いました。そして、ソーダの入った花瓶にいちごを入れて待ちました。ゆっくりといちごの表面に泡がつき始め、質感がすっかり変わりました。マクロ写真を撮ることで、これほどまでに細かいレベルまで捉えられることに驚きました。いちごの表面についたソーダの泡の一つひとつが見えるのです。被写体としていちごを選んだのは、真っ赤な色が黒い背景からパッと浮き上がって見えるのが気に入ったからです。くっきりとしたコントラストのおかげで、いちごとその表面の泡に視線が集中し、まるでいちごが宇宙空間に浮かんでいるかのように見えます」
「この写真を一目見た瞬間、私は息を呑みました。透明感と躍動感、そしていちごの鮮やかさが実によく表現された、大変楽しい作品です」— Kaiann Drance
「撮影者はマクロの創造力豊かな使い方を見つけて、ありきたりないちごの複雑な質感を見事に表現しています。泡立ちがピークに達した瞬間に捉えられた泡の勢いの良さに魅了されました」— Pamela Chen
「Volcanic Lava」、Abhik Mondal氏
ニュージャージー州ニューミルフォード、米国
撮影者のコメント:「12月に新しいiPhone 13 Proを買った後、そのマクロ機能に感動し、花や昆虫、草木など、いろいろなものを撮り始めました。ある日、いつものように夕方の散歩に出かけた時、途中で立ち寄った食料品店で花束を見つけました。このきれいなひまわりは、中心部分から花びらの端へと向かう色のコントラストなど、細部まで入り組んでいて、私の目に留まりました。私はすぐさまその花束を買って帰り、その美しさを写真に撮ろうと決めました」
「植物や花の写真はマクロ写真撮影の基本ですが、Abhik Mondal氏のひまわりは、iPhoneの力を示す素晴しい例です。花びらが、万華鏡のような盤状の花や種へと見る人の視線を誘導しています。コントラスト、質感、巧みな構成が受賞の決め手となりました」— Billy Sorrentino
「この写真を見たとき、まさに私の描くマクロ写真の世界観そのものだと感じました。このマクロ写真の質感の豊かさには本当に圧倒されましたし、花の構図には三分割法が使われていて、見る人に、構図の外には何があるのだろうと思わせます。この花のビジュアルには引き込まれました」— Yik Keat Lee
「Honeycomb」、Tom Reeves氏
ニューヨーク市、米国
撮影者のコメント:「この写真は、この冬、うちの子犬を連れて朝の散歩をしている時に、マンハッタンのリバーサイドパーク沿いで撮影しました。犬は初めて見る雪にびっくりしていたので、たくさんのハチミツ色の巻き毛の間にこの小さな雪の結晶が舞い降りた時に、束の間の格子細工を写真に収めることができました」
「この写真にはとても雰囲気があります。雪の結晶のこれ以上ないほどありのままの、未だ融けぬ美しさの中に、これらの雪の結晶をここに運んできた身を切るような冬の風を実感できます。フォトグラファーは、このように躍動感と生命力に溢れた、より大きなストーリーを伝える繊細なディテールを捉えることができました」— Pamela Chen
「これは本物ですか、それとも小さな宝石でしょうか?接写によって雪の結晶が細部まで見事に捉えられていて、毛の1本1本がまるで金糸のようです」— Kaiann Drance
「Hidden Gem」、Jirasak Panpiansin氏
チャイヤプーム市、タイ
撮影者のコメント:「この小さな輝く液体の宝石は、熱帯の嵐の後、葉っぱの付け根にそっとたたずんでいて、人間の目にはほとんど見えません。けれども、その本物の輝きは、iPhoneのレンズを通すことできらめくのです。間近で見ると、まばゆいほどの明るさで輝き、顔を出した太陽の光を捕まえて、その下にある葉脈の入り組んだ自然の幾何学模様を拡大して見せてくれます。これは、カプセルの中の自然です。極めて小さな美と不思議の世界です」
「これは非常に魅力的な写真です。柔らかい質感と鮮やかな緑色が気に入りました。小さな水滴の中に映る拡大像は本当に見る人を惹きつけます」— Della Huff
「この写真の、葉の表面組織を照らし出すと同時に、その内部構造までさらけだす多様な光に魅了されました。私にとって優れた写真とは、ずっと見ていたくなる、探索したくなるような写真です。この写真はそれを美しく成し遂げています」— Anand Varma
「The Final Bloom」、Hojisan氏
重慶、中国
撮影者のコメント:「この写真は、私の3歳の息子が、家のチューリップが咲いたことに気づいたときに撮りました。私は息子と一緒にその花を鑑賞し、それからiPhoneを取り出して、日の光が花にそっと当たって花びらに完璧な影ができる瞬間を捉えようとしました。iPhoneを花の方へ近づけると、自動的にマクロモードがオンになり、花びらがこの上なく細部まで映し出されました。しばらくすると、風が吹いて花びらは吹き飛ばされてしまいました。花の命は短かったけれど、チューリップの命の最高の瞬間を撮ることができました。これは自然からの贈り物です」
「この写真はまさに絵のようです。真っ先に私の目を捉えたのは、強い光と柔らかい光をなだらかに均一化するiPhoneのハイダイナミックレンジです。花びらには美しい調和があり、写真を非常に抽象的なものにしています。遠くから見ると被写体を認識することができないでしょう。Hojisan氏は日差しの強い日のiPhoneの露出設定を使用し、背景とのバランスをうまくとっています。この写真の完成度を高めているのは、色の濃淡と、花びらの細かい線がくっきりと捉えられている点です」— Apeksha Maker
「Hojisan氏の写真は、非対称な構図と形態が美しいです。意図的に抽象化されており、色鮮やかな質感やフォルムと同じくらいに被写体を引き立てる背景のネガティブスペースが印象的です」— Billy Sorrentino
iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの先進的なカメラシステムは、Appleが設計したA15 Bionicの比類のない性能によって力を与えられる、新しい超広角カメラ、広角カメラ、望遠カメラを搭載しています。新しい超広角カメラは、より一層明るいƒ/1.8の絞り値によって、明るさが足りない場所での性能が92パーセント向上し、より明るく鮮明な写真を撮影できます。新しいレンズ設計、iPhoneの超広角カメラで初となるオートフォーカス機能、先進的なソフトウェアにより、被写体が実際より大きく見えるとても印象的なマクロ写真やビデオを撮影することができます。
iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxを使って、自分独自のマクロ写真を撮影したい方のために、撮影のヒントをご紹介します。
- 被写体に近づきます。最短2センチメートルまで近づくことができます。
- 焦点をフレームの中央付近に合わせます。iPhoneでマクロ写真を撮影する際、そこに最もピントが合うように設計されています。
- ファインダーのエリア内で焦点を当てたい場所をタップして、焦点を設定します。
- 超広角の視野角で撮影するには「0.5x」で撮影し、フレームをさらに狭めるには「1x」で撮影します。その際、被写体に近づくと、iPhoneが「1x」のフレームを維持しながら自動的にカメラを切り替えます。
iPhoneのカメラ機能およびiPhoneでの写真撮影のヒントについての詳細は、こちらのページをご覧ください。
世界中のApple Storeで、お客様がお気に入りの製品を使ってクリエイティビティをさらに高めるきっかけとなるように作られたセッション「Today at Apple」を無料で開催しています。
このチャレンジを記念して、Billy Sorrentino、Della Huff、Pamela ChenがニューヨークのApple Fifth Avenueでお客様にマクロ写真の技法について話し、iPhoneを使って印象的な写真を生み出すテクニックをお伝えします。お客様は話を聞くだけでなく、iPhone 13 Proを使ってマクロ写真を撮るコツを学び、実際に体験することもできます。お住まいの地域のセッションに参加するには、apple.com/jp/todayをご覧ください。
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