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2020 年 6 月 30 日
Apple、デベロッパ8組に年間Apple Design Award を授与
受賞者たちの卓越したアプリケーションのデザイン、イノベーション、創意工夫、技術面の功績が認められました
Appleは本日、その思慮深さと創作力の観点から選出され、Apple Design Award 受賞者となったアプリケーションおよびゲームのデベロッパ8組の名前を発表しました。Apple Design Award 受賞者はいずれも独創的な新しいアイディアを具現化すると共に、Appleのテクノロジーに関する熟練の深さを証明して見せました。アプリケーションは、デベロッパの事業規模の大小に関わらず、世界のあらゆる場所で生み出され、ユーザーに新しい働き方、作り方、遊び方を提供しています。
「アプリケーションおよびゲーム開発者の皆さんが毎年披露してくれる並外れた技術力に私たちは敬意を表し、優秀作の中でも特に優れた作品を賛えています。Apple Design Award を受賞することは特別で賞賛に値する業績です。過去の受賞者たちは皆、前例のない、真に注目に値するアプリケーションやゲームを作り出してきました。受賞者となった開発者の皆さんは、その先見性、決意の程、熟練のレベルを通じて、Appleの開発者コミュニティの仲間ばかりか、Appleにいる私たち全員をも刺激してくれます」と、Appleのワールドワイドデベロッパリレーション担当バイスプレジデント、ロン·オカモトは述べています。
Apple Design Award 受賞作品:アプリケーション編
Bergen Co.作品の 「Darkroom」 はパワフルな写真&ビデオ編集アプリケーションで、美しく使いやすいインターフェースが特長です。直感的に操作できてパフォーマンスもよく、さらに編集画面のレイアウトは、アマチュア、プロどちらのフォトグラファーもその素晴らしさを認めるような作りになっています。写真やカメラに関するAPI、ホーム画面のクイックアクション、コンテクストメニュー、触覚など、様々なAppleテクノロジーを駆使する 「Darkroom 」は、ハイエンドのモバイル編集ツールのお手本と言えるような作品です。
iorama.studioが開発した 「Looom 」は、音楽制作ツールからヒントを得て作られたアニメーションの遊び場です。ストップモーションの手描きアニメーションをループ再生する、そんな遊び心にあふれて創造力を刺激するインターフェイスは、熟練者でも初心者でも楽しめるデザインになっています。このアプリケーションの深い機能性と直感的に分かりやすいインターフェイスを補うのが、斬新でカスタム可能な操作体系 です。iPadOSアプリケーションとして開発された 「Looom 」では、Apple Pencil、ダークモードといったAppleテクノロジーを最大限に 活用しています。
Shapr 3D ZRT による「 Shapr 3D 」は iPad 専用のパワフルなCADアプリケーションで、建築·技術分野の製図作業を抜本的に変えてしまう可能性を持っています。製図に使うデスクは必要ないので、アイディアが浮かべば、いつでもどこでも作業できます。使うのは iPadとApple Pencil だけですが、テクニカルデザイナーは強力かつ豊富なモデリング用ツールセットを利用して複雑な3Dモデルを簡単に作成できます。iPad専用にデザインされた 「Shapr 3D」 は ARKit とドラッグ&ドロップを活用しています。さらに今年後半には、LiDARスキャナを使って、正確な2D間取図と部屋の3Dモデルを自動的に生成し、それをリフォームや部屋の増築のベースモデルに使えるようにする予定です。そうして出来た新しいデザインは、スキャンされた部屋の中でARを使って、実寸でプレビューすることができます。
StaffPad Ltd.による 「StaffPad 」は、手書きの譜面をデジタルの楽譜に見事なまでに変換してくれます。デジタルで音楽を書いたり作曲したりできる簡単なソリューションを求めている作曲家のためにデザインされた 「StaffPad」 では、Apple Pencil、ドラッグ&ドロップ、Core ML のような Appleテクノロジーを使って、手書きの各小節を美しく浄書された譜面に変換してくれます。変換後の譜面はタッチ操作、または Apple Pencil を使って直感的に編集できます。
Apple Design Award 受賞作品:ゲーム編
デベロッパのSimogoとパブリッシャーのAnnapurna Interactiveによる「Sayonara Wild Hearts (さよならワイルドハーツ) 」は発表以来、その卓越したデザインで称賛されてきました。希望に満ちた、美しく、ユニークなポップアルバムゲームである 「Sayonara Wild Hearts (さよならワイルドハーツ)」は、プレイヤーのアドレナリンを沸き立たせ、魂を高揚させます。ゲームから繰り出されるのは、鮮やかな色合いの超現実的な景色、魅惑的なビジュアルとモーション、スリリングで派手な動きのゲームプレイ。「Sayonara Wild Hearts (さよならワイルドハーツ)」は、Metal、Game Center、空間オーディオ、ゲームコントローラーなどのAppleテクノロジーを効果的にに採り入れています。
thatgamecompany による「 Sky 星を紡ぐ子どもたち 」では、プレイヤーは魔法王国の広大な景色を横切るように飛翔しながら、天人たちが楽園に戻る道を探すのを手伝うことになります。マルチプレイヤーの要素を巧みに組み込みつつ、グラフィックも冒険的な手法で見せようと試みている 「Sky 星を紡ぐ子どもたち」は社交的な探究を促す、画期的なゲームです。開発者チームは、カスタムのMetalエンジン、触覚、Game Center、空間オーディオといったAppleテクノロジーを採用しています。
インディーズ開発者 Philipp Stollenmayer による「Song of Bloom 」は、非直線的な物語が、巧みに設計されたパズルを通して描かれるユニークな作品です。プレイヤーは目まぐるしく変わるアートスタイルの中で語られるストーリーを探求しながらゲームを進めていきます。「Song of Bloom」 は、革新的な手作り感覚のゲーム体験を優れたデザインで提供します。
デベロッパの The Game Band とパブリッシャーの Snowman による「 Where Cards Fall 」は人生の1ページを切り出したようなアドベンチャーゲームで、プレイヤーはカードで家を作って子どもの頃の記憶を掘り起こしていきます。このゲームは、Metal、触覚、Game Center、iCloud といったAppleテクノロジーを採用することで、夢のような空間パズル、臨場感あふれるオーディオ、ユニークなミニチュアアートスタイルをいきいきとしたものに仕上げています。
250組以上のデベロッパが、過去20年にわたり Apple Design Award の授与をもって認知されてきました。この認知こそが、デベロッパの奮起を促し、そのアプリケーションに革新的なデザインを積極的に採用して、カテゴリ全体を影響を与えるような刺激剤となっていることが証明されてきました。「Pixelmator」、「djay」、「Complete Anatomy」、「HomeCourt」、「Florence」 そして「クロッシーロード」といった過去の受賞作品は、ストーリーテリング、インターフェイス設計、Appleのツールとテクノロジーの採用といった点で手本となっています。
上記で挙げたアプリケーションおよびゲームの詳細は App Store でご覧ください。
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Apple Design Awards の画像