新着情報 2019 年 9 月 16 日

Apple Arcade:プレイの時刻は間もなく

様々なAppleデバイスで Apple Arcade ゲームをプレイしている様子のコラージュ。
来たる9月20日、最高に楽しいゲームを取りそろえて Apple Arcade がスタートします。
来たる9月20日、App Store 内で Apple Arcade が始まる時、世界中のプレイヤーの皆さんは、何年もの歳月をかけて作られたゲームの数々を実際に自分で体験してみることになります。それらを制作したゲーム開発者たちは、技巧を尽くし、好奇心を刺激し、そして何よりも沢山の愛情を注ぎ込んで、Apple Arcade だから可能な、多彩で新鮮味のある、選りすぐりのゲームを作り上げました。ここでは、そうしたストーリーのいくつかをご紹介しましょう。

「The Enchanted World」

「The Enchanted World」では、プレイヤーはパズルやチャレンジを使う妖精となり、ピースを集めて壊れゆく世界を元に戻すという役割を担います。共にクリエイターで友人同士でもあるIvan RamadanとAmar Zubcevicはどちらも33歳ですが、彼らにとって、このゲームはそれ以上の意味を持ちます。これは、戦時中に成長していく子どもの姿を隠喩しているのです。RamadanとZubcevicはどちらも、1990年代のバルカン諸国での紛争期にサラエボで育ちましたが、彼らの両親は創造力を発揮して、子どもたちを取り巻く暴力と危険から彼らを守ってくれたのです。
「サラエボは4年間も軍に包囲されていました。電気はなく、水道もなかったので、井戸まで水汲みに行かねばなりませんでした。そうして両親と一緒に外に出て、水を入れた容器を家に持ち帰る手伝いをしたものです。親の手伝いをするのは、自分たちにとって一種のゲームでした」と、Zubcevicは言います。
そうした子供時代の思い出から、「The Enchanted World」は生まれました。このゲームはゲーム開発企業 Noodlecake の協力の下でリリースされ、バルカン諸国の音楽や伝統を特色としています。
「僕たちのゲームは、どんなに最悪の状況の中にいても、忍耐力と想像力をもって、自分と自分の友達のために魔法のような世界を作り上げることができるすべての子供たちをテーマにしています。だからこそ、彼らの世界は神秘的で、だからこそ僕たちは常に、これまでよりも少しだけ成長できるのだと考えています」と、Zubcevicは言います。
「僕たちが目指したのは、この作品を平和にあふれたおとぎ話のようなゲームにすることでした。子どもたちとその親御さんが一緒になって楽しんでもらえたらと思います」と、Ramadanは言います。

「パターン合わせ」

Borderleapの 「パターン合わせ」では、プレイヤーは入り組んだパズルのピースに色を付け、それを並べ替えて、正しい色と構図のキャンバスを完成させることを目指します。Nate Dickenは、バージニア州ブラックスバーグを拠点に個人で活動している43歳のアプリケーション開発者で、このゲームは、心の平穏を見つける手段として開発しました。多種多様なパターンは、世界中で活動中の15人のアーティスト(その内の14人は女性)の作品を題材にしています。ネイトは、Apple Arcade のためだけに 「パターン合わせ」を制作しました。
過去7年間に優に10本を超えるiOSゲームを開発してきたDickenは「App Store のおかげで、私は自分が目指していることを実現できるプラットフォームを持つことができました。Apple Arcadeのためでなければ、このゲームを開発することはなかったでしょう」と語ります。

「オーバーランド」

「オーバーランド」は、Adam SaltsmanとBekah Saltsman(それぞれ37歳、38歳)夫婦が共同で創業した Finji がリリースした、大惨事が起きた後のロードトリップ形式アドベンチャーゲームです。このカップルは、ミシガン州グランドラピッズで2人の息子と共に暮らしながら、夫婦で愛好してきた古典的なボードゲーム、書籍、映画を寄せ集めたような格好で 「オーバーランド」をデザインしました。プレイヤーは、急速に状況が悪化するアメリカ合衆国内を西に向かってドライブし、生存者を救助したり、生活物資を集めたり、時には野良犬を拾って一緒にドライブを続けたりします。
Finjiの二人の創造力をかきたてるものは何か。AdamとBekahは同社の約束事として、クオリティ·オブ·ライフを掲げています。
「私は、人々に人生を全うしてほしいと思うし、人生を楽しんでほしいと思っています。そのために私たちがする必要があることは、すべてしようと思います。チームのメンバーが子どもを持ちたいと思えば、そこに必要な時間はどのくらいか、と考えるのです。私は友達と協力して、彼らと一緒に素晴らしいことをしたいと思っています」と、Bekahは言います。

「Card of Darkness」

「Card of Darkness」では、プレイヤーはユーモアのセンスを駆使して手描きされたキャラクターを配したカードを使った挑戦を受けて立つことになります。このゲームは、アプリケーション開発に個人で取り組んでいるZach Gage(34歳)が、著名アニメーターのPendleton Wardとチームを組むことにより実現しました。
Gageは自らの人生をビデオゲームとアートに捧げてきましたが、最初のiPhoneが発売された時、彼にはチャンスが見えたそうです。
「iPhoneをじっくり眺めてみて悟りました、これはアートのプラットフォームになるぞ」と、Gageは言います。そして自身の最初のゲームをデザインして発表しましたが、それが2008年秋にリリースされた 「SynthPond」で、この作品は App Store にお目見えした最初のゲームの1本でした。以来、Gageは優に10本を超えるiOSゲームをデザインしてきました。
「人々がゲームを書籍や映画を語るようなポジションに、ゲームを引き上げたいと考えています。このゲームの中にどのように広告をうまく配置するか、そんなことを考えるのに時間を費やす必要はありませんでした。僕がやったことは素晴らしいアーティストと協力して素晴らしいアートを作り出すことだけ。それを可能にしてくれたのが Apple Arcade なのです」と語るGageは、Apple Arcade のビジネスモデルがゲーム開発者を解放してくれると考えています。

Apple Arcadeだけで楽しめるゲームの画像

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