Apple、iPhone Xrを発表

Appleは本日、iPhone Xs（アイフォーン・テン・エス）からの画期的なテクノロジーを組み込んだ、iPhone XR（アイフォーン・テン・アール）を発表しました。オールスクリーンのガラスとアルミニウムのボディに、スマートフォンの中で最も先進的なLCDである6.1インチLiquid Retinaディスプレイを搭載し、6つの美しい仕上げが施されています。iPhone XRはパワフルなA12 Bionicチップに加え、次世代のNeural Engine、TrueDepthカメラシステム、Face ID、そしてシングルレンズカメラでドラマチックなポートレートを生み出す先進的なカメラシステムを備えています。iPhone XRの予約注文は10月19日金曜日から、店舗での販売は10月26日金曜日から開始されます。

「iPhone XRによって、より多くの方々に最新のiPhoneの革新性をお届けできるようになりました。ボディの端から端まで広がる6.1インチLiquid Retinaディスプレイ、より高速なFace ID認証が可能な最新のTrueDepthカメラ、第2世代のNeural Engineを搭載した新しい7ナノメーターのA12 Bionicチップ、先進的なポートレートモードやポートレートライティングを使った写真が撮影できる12メガピクセルのカメラなど、最新技術を満載しています」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。「新しいiPhone XRの魅力的な新しい筐体は、航空宇宙産業で使われているものと同じグレードのアルミニウムとガラスでできており、IP67の耐水性能と防塵性能を持っています。また、6つの美しい仕上がりによるボディには一日中持続するバッテリーが搭載されています。iPhone XRは、美しく新しいデザインとよりお求めやすい価格で、より多くの方々に最新のiPhone Xのテクノロジーを使ったすばらしい体験をもたらします」

革新的なオールスクリーン設計により、iPhone Xrのディスプレイが端から端まで広がります。これまでのスマートフォンの中で最も強靭なフロントガラスの周囲には、耐久性の高い7000シリーズのアルミニウムで製造された、航空宇宙産業で使われているものと同じグレードの酸化皮膜処理されたフレームが優雅にマッチングし、ガラス製の背面設計によりワイヤレス充電が可能です。

ホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、コーラル、(PRODUCT)RED。iPhone Xrには、6つの新しい仕上げを用意しました。7層にわたる着色プロセスが背面ガラスに美しい微妙な色合いをもたらし、アルミニウムフレームとカメラのトリムは色がマッチするように処理され、洗練された仕上がりになっています。IP67等級に適合する防沫性能と耐水性能を備えた新しい設計で、コーヒー、紅茶、ジュースなど、日常よくこぼすような液体がかかっても安心です。¹

iPhone Xr (PRODUCT)REDをお買い上げいただくと、購入金額の一部が「世界エイズ・結核・マラリア対策基金（グローバルファンド）」に直接寄付されます。この基金は、母から乳児へのウイルス感染の根絶に焦点を当てて、試験、カウンセリング、治療、予防のプログラムを提供するものです。

美しい6.1インチのオールスクリーンLiquid Retinaディスプレイ²は、業界最高の色精度、広色域対応、True Toneの採用により、最も自然な視覚体験を実現します。精巧に製造されたガラス、高度なピクセルマスキング、 サブピクセルアンチエイリアスにより、デバイスの曲面に沿ったディスプレイが実現し、さらに新しいバックライト設計によってディスプレイを四隅まで広げることが可能になりました。

iPhone XRは、タップしてスリープ解除、上にスワイプしてホーム画面を表示、下にスワイプして通知とコントロールセンターにアクセス、といった素早く流れるようなiPhoneジェスチャに対応し、新しい触覚的な反応のあるタッチによってホーム画面を押してカメラやフラッシュライトを瞬時に起動できます。

Apple設計のA12 Bionicは、スマートフォンの中で最も賢く、最もパワフルなチップで、スマートフォンでは初の7ナノメーターのチップを採用し、より電力効率の高い設計で業界トップクラスの性能を発揮します。A12 Bionicは最大で15%高速な2つの性能コアと最大で50%効率的な4つの効率コアからなる6コアアーキテクチャで、50%高速な4コアGPUとAppleがデザインしたパワフルな画像信号プロセッサ（ISP）、ビデオエンコーダーなどが搭載されています。 これらのテクノロジーにより、 優れたバッテリー駆動時間をこれまで通り実現しながら、ゲーム、写真、ビデオ編集、グラフィックスを駆使したアプリケーションに新しい体験がもたらされます。このようなパワーを満載していても、iPhone XRの駆動時間はiPhone 8 Plusより1時間半も長くなっています。

次世代のNeural Engineは、写真から拡張現実にいたるまで、あらゆる分野での最先端の機械学習に対応しています。新しい8コアのデザインは、A11 Bionicの毎秒6000億回に対し最大で毎秒5兆の演算処理を行えます。これにより、ARKitによる高速な平面の検出やリアルタイムの機械学習が可能になります。Neural EngineをCore MLのプラットフォームに公開したので、デベロッパのみなさんもパワフルなリアルタイムの機械学習を自分たちのアプリケーションに組み込めます。A12 Bionic Neural Engineで可動するCore MLは、A11 Bionicと比較してわずか10分の1の消費エネルギーで最大9倍高速化します。

ソフトウェアの最適化とSecure Enclaveの高速化により、Face IDはiPhone XRでさらに高速になりました。TrueDepthカメラシステムは、2Dの顔スキャナーの機能と安全性をはるかに超える精密な深度センシングテクノロジーを採用しています。 ユーザは一目見るだけでiPhoneのロック解除、Apple Payでの支払、安全なアプリケーションへのアクセスなどの機能を利用できます。

iPhone XRは、まったく新しいセンサーを搭載した12メガピクセルのf/1.8開口部の広角レンズを採用しており、より高速なオートフォーカスを実現するとともに、大きさと深みを増したピクセルによって、写真でもビデオでも画像の忠実度と暗所での性能が向上しています。ISPの機能向上、 Neural Engine、改良されたソフトウェアのアルゴリズムにより、ポートレート写真に美しいボケ効果を加えることが可能になりました。Smart HDRが、あらゆる写真で明部と暗部により精細なディテールをもたらします。

新しい深度コントロールにより、リアルタイムプレビュー³ と撮影後の両方で、被写界深度をユーザーが調整でき、美しいボケ効果を使った印象的なポートレートを作成できます。フロントTrueDepthカメラの改良されたポートレートモードとポートレートライティングを使ってドラマチックなスタジオ照明効果を加えることにより、これまでになく見映えの良いセルフィーを撮影できます。

iPhone XRは、LTE Advancedを使用してより高速なダウンロードを実現し⁴、nano-SIMとデジタルのeSIMを使ったデュアルSIM⁵を採用しています。

iPhone XRには、最も先進的なモバイルオペレーティングシステムであるiOS 12が搭載されます。iOS 12は新しいAR体験をもたらします。写真の再発見や共有、新しいAnimojiやMemojiによる表現力の高い、楽しいコミュニケーションがより簡単にできるようになります。Screen Timeを使用すると、iOSデバイスを操作した時間を把握し管理することが簡単になります。また、Siriショートカットは、どんなアプリケーションでもSiriと連携します。新しいプライバシー機能はウェブでユーザーが追跡されることを防止します。