プレスリリース 2011 年 6 月 6 日

Mac OS X Lion、250の新機能を搭載し、7月にMac App Storeから提供開始

2011年6月7日、Apple®は本日、世界で最も先進的なオペレーティングシステムの8番目のメジャーリリースとなる「Mac OS® X Lion(マックオーエステンライオン)」が、250の新機能と3,000の新しいデベロッパAPIを搭載して、7月にMac® App Store™から2,600円でダウンロード販売されることを発表しました。Lionには、新しいマルチタッチジェスチャー、フルスクリーンアプリケーションのシステムワイドでのサポート、Mac上で動いているすべてを革新的な方法で表示するMission Controlの搭載、OSに直接組み込まれた、素晴らしいソフトウェアを発見、探索するための最良の方法であるMac App Store、すべてのアプリケーションの新しいホームであるLaunchpad、そして完全に設計しなおされたMailアプリケーションなどの素晴らしい機能が含まれています。
「Macはこれまで5年間にわたり、すべての四半期においてPC業界を上回る伸びを示してきました。私たちはOS X Lionによってさらにリードを伸ばしていくつもりです。これまでで最高のOS XのバージョンとなるLionには、新しいマルチタッチジェスチャー、フルスクリーンアプリケーションのシステムワイドでのサポート、そしてMac上で動いている何にでもすぐにアクセスできるMission Controlなど、数々の革新的な新機構が満載されています。」と、Appleのワールドワイドプロダクマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。
Lionに組み込まれた新しいマルチタッチジェスチャーと滑らかな動きにより、画面上のコンテンツと直接対話するように操作することができるため、より直感的にMacを使うことができます。新しいジェスチャーには、慣性スクロール、ウェブページや画像の上を指によるタップあるいはピンチでズームイン、ページめくりやフルスクリーンアプリケーション間の切り替えをおこなう左右へのスワイプなどを含みます。すべてのMacノートブックには、マルチタッチトラックパッドが搭載されているほか、デスクトップのMacでもAppleのMagic Trackpadを使うことができます。
フルスクリーンで表示されるアプリケーションは、画面全体を使うことができるため、特にMacBook Air®やMacBook® Proでメールを読んだり、ウェブや写真を閲覧したりするのに最適です。1回のクリックでアプリケーションが画面全体に広がり、一つのウィンドウから別のウィンドウへの移動や、フルスクリーンアプリケーション間の切り替え、そしてデスクトップ、DashboardまたはSpaces®への復帰を、フルスクリーン状態のまま、スワイプで行なうことができます。iWork®やiLife®などのアプリケーション、さらにSafari®、iTunes®、Mail、FaceTime®なども、Lionがシステムワイドでサポートするフルスクリーン機能を利用することができます。
Mission Controlは、Exposé®、フルスクリーンアプリケーション、DashboardそしてSpacesを統一されたエクスペリエンスに組み合わせたもので、Mac上で動いているすべてのアプリケーションとウィンドウを俯瞰することができます。スワイプするだけで、デスクトップがズームアウトし、アプリケーション毎にまとめられた開いているウィンドウ、フルスクリーンアプリケーションのサムネール、およびDashboardが表示され、タップするだけでどこにでもすぐにナビゲートすることができます。
Lionに組み込まれたMac App Storeは、Macの素晴らしい新アプリケーションを発見したり、iTunesのアカウントで購入し、ダウンロード、インストールしたりするための最良の方法です。アプリケーションはLaunchpadに自動的に直接インストールされ、またLion版のリリースからは、Mac App Storeはより小さな「差分」によるアプリケーションアップデートの提供、またアプリケーション内課金やプッシュ通知などの機能を利用できる新しいアプリケーションも提供できるようになります。
Launchpadを使うと、どんなアプリケーションでもより簡単に発見し、起動することができます。一回のマルチタッチジェスチャーで、すべてのMacアプリケーションが美しいフルスクリーンレイアウトで表示されます。アプリケーションは任意の順番で並べ替えたり、フォルダに入れたりすることができるほか、無制限のページ間をスワイプして、目的のアプリケーションを見つけることができます。
Lionに搭載される、完全に設計しなおされたMailアプリケーションは、エレガントなワイドスクリーンレイアウトを特長としています。新しい会話機能は、関連するメッセージを簡単に全体を見渡せるタイムラインにグループ化し、繰り返し現れる同じ文章をインテリジェントに隠すことにより、会話の流れを追うことが簡単になり、グラフィックスや添付文書は最初に送信された状態のままで保持されます。極めて強力な新しい検索機能は、検索をより洗練し、タイプしている最中に、人、件名、そしてラベルがマッチした対象を次々と表示してくれます。またMailは、Microsoft Exchange 2010を直接サポートします。
Lionにはこの他にも以下のような新機能が含まれています。
  • 再開:Macを再起動したり、アプリケーションを終了して再度立ち上げたときに、前回終了したときの状態でアプリケーションを立ち上げてくれます。
  • オートセーブ:作業中に自動的かつ連続的に書類を保存してくれます。
  • バージョン:書類を作成するたびに履歴を記録し、以前のバージョンを閲覧したり、元のバージョンに戻したり、以前のバージョンからコピーやペーストしたりすることが簡単に行なえます。
  • AirDrop:近くのMacを見つけ、ピア・トゥ・ピアのワイヤレス接続を自動的にセットアップしてくれるため、ファイルの移動が素早く、簡単に行なえます。


【価格と販売について】
Mac OS X Lionは、Mac OS Xバージョン10.6 Snow Leopard®のアップグレードとして、7月にMac App Storeから2,600円で販売されます。LionはOS Xの中でも最も簡単にアップグレードでき、サイズはiTunes Store®からダウンロードするHDムービーとほぼ同じ、約4GBです。Mac OS X Lion ServerはLionを必要とし、7月にMac App Storeから4,300円で販売されます。
Lionの利用には、Core 2 Duo、i3、i5、i7またはXeonプロセッサと2GBのRAMを搭載したIntelベースのMacが必要です。Lionのアップグレードは、正規に個人で使用しているすべてのMacにインストールすることができます。
Mac OS X Lion Up-To-Dateアップグレードは、2011年6月6日以降に、AppleまたはApple製品取扱販売店で、対象となる新しいMacシステムを購入されたすべてのお客様を対象に、Mac App Storeを通じて無償で提供されます。無償提供を受けるためには、Macコンピュータを購入してから30日以内に、Up-To-Dateアップグレードを請求する必要があります。2011年6月6日からMac App StoreでLionが提供されるまでの間に、対象となるMacを購入されるお客様は、Lionの公式リリース日から30日間、請求をすることができます。
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