プレスリリース 2009 年 7 月 23 日

Apple、Logic ProとMainStageのメジャーアップグレードを含む新しいLogic Studioを発表

2009年7月23日、Apple® は本日、「Logic® Pro(ロジックプロ)」と「MainStage®(メインステージ)」のメジャーアップグレードと共に、複雑な作業を簡素化する200以上の新機能を備えた新バージョンの「Logic Studio®(ロジックスタジオ)」を発表しました。Logic Pro 9では新たにAmp DesignerとPedalboardという2つのプラグインでリアルな仮想ギターアンプとコンパクトエフェクターを再現し、ギター用の素晴らしいカスタムギアを提供します。Flex Timeの新しいツールセットでは、オーディオのタイミングとテンポを素早く簡単に操作できます。Appleのライブ演奏用アプリケーションであるMainStage 2では新たに用意されたプレイバックとループバックという2つのプラグインを使って、バックトラックと、クリエイティブなリアルタイムのループ録音、再生をステージ上でリアルタイムに実現できます。Logic Studioには映像制作用のマルチトラックオーディオツールの新バージョンである「Soundtrack® Pro 3(サウンドトラックプロ)」と、多彩なフォーマットでメディアのエンコーディングが可能な「Compressor 3.5(コンプレッサー)」も含まれています。
「新しいLogic Studioは、自分の音楽を次のレベルに引き上げたいと考えるプロミュージシャン、ライブパフォーマー、GarageBandのヘビーユーザの方々に最適です。ギタープレーヤーならAmp DesignerとPedalboardは手放せないものになり、新しいFlex Timeでは録音の質を高めて、演奏内容をよりタイトなものにできます。」と、Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。
新しいAmp DesignerとPedalboardプラグインは、ギタープレーヤーの方にレコーディングおよびサウンドデザインに驚くような新しい可能性を与えてくれます。Amp Designerは伝説的な25種類のビンテージおよびモダンアンプヘッドを実物と同じコントロールで美しく緻密に再現し、それらと対になる25種類のスピーカーキャビネットにより、リアルな真空管アンプを通じてドライブされるギターの音色と雰囲気を再現します。ギタープレーヤーの方は、これらのアンプとキャビネット、リバーブやEQなどを組み合わせてミックスできる自分だけのカスタムセットを作り、さらに3種類の異なるタイプから選んだマイクロフォンタイプを3Dスペースに配置して最適なギタートーンを得ることができます。ペダルボードでは、オーバードライブ、ディストーション、ファズ、ディレイ、コーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロ、トレブルブースター、ワウなど30種類の様々なギター用コンパクトエフェクターとペダルが提供され、これらを自由に並べ替えて、官能的なまでにクリエイティブなエフェクトを多彩に作り出せます。
Flex Timeは、ボーカルや楽器など録音したオーディオのタイミングやテンポをミュージシャンが素早く操作し、演奏内容をタイトにできる新しいツールコレクションです。Flex Toolを利用すると、面倒なスライシングや編集作業なしで、オーディオ波形中の個々のビートをマウスクリックだけで簡単に動かせます。Audio Quantizeでは、メニュー選択だけで音符やビートをミュージカルグリッドに沿って並べ、演奏全体のタイミングを修正または調節できます。Varispeedではマルチトラックプロダクション全体のテンポを下げ、さらに上げることで、演奏の難しい部分の録音を助けてくれます。Flex Timeでは、録音済みのトラックをテンポの異なる別のLogicプロジェクト間で移動してテンポを合わせることもできます。Flex Timeを使った編集はすべて、最高品質のセッティングであっても、リアルタイムかつ非破壊的に実行されます。
Logic Studioが備えるインストゥルメントとエフェクトはすべてMainStage 2を通じて利用できるので、ミュージシャンの方はMac®を究極のライブ演奏用イクイップメントとして使うことができます。新しいプレイバックプラグインで事前に録音したドラムス、サウンドエフェクト、その他の伴奏をライブ演奏中にトリガー再生すれば、バックバンドの代わりになります。新しいループバックプラグインでは自分の演奏を録音して重ね、それに合わせて演奏できるので、ソロミュージシャンならバッキングを演奏してから、その上にリードを重ねて演奏できます。
Soundtrack Pro 3にはパワフルな新しいオーディオ編集ツールが追加され、たとえば、ボイスレベルマッチではクリップのボーカル音声から抽出したボリューム情報を、他の音声に影響を与えずに別の部分に適用するようなことが可能になりました。これにより、オーディオエディターの方は均一でないボーカルの音量レベルを修正できます。機能向上したファイルエディターには洗練された編集可能な新しいツールが含まれ、たとえば紙のこすれる音、デスクを叩く音など特定の周波数の音量だけを、人物の会話に影響を与えずに微調整できます。新機能のタイムストレッチでは、Appleの設計による3種類のアルゴリズムおよび他社製プラグインで提供されるアルゴリズムを用いて、驚くような精度でオーディオの伸長と圧縮を可能にします。なお、Soundtrack ProとCompressorは新しいFinal Cut Studio®にも付属し、Final Cut®とLogicのユーザ間での共同作業やファイル共有が可能です。
【価格と販売について】
Logic Studioは、Apple Online Store®(http://store.apple.com/jp)、Apple直営店、およびApple製品取扱販売店を通じ、54,800円にて9月より順次販売開始されます。旧バージョンのLogic StudioおよびLogic Proユーザの方は、アップグレード価格21,800円にて新バージョンにアップグレードいただけます。Logic Studioのシステム条件と詳しい情報については、www.apple.com/jp/logicstudioをご覧ください。
Logic Expressはさらなるパワーとコントロールを求めるGarageBand®ユーザ向けのお求めやすいLogicで、この最新バージョンはApple Online Store®
http://store.apple.com/jp)、Apple直営店、およびApple製品取扱販売店を通じ、21,800円にて9月より順次販売開始されます。
※ 文中の価格はすべて税込み、メーカー希望小売価格です。
 
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