プレスリリース 2007 年 10 月 16 日

アップル、Mac OS X Server Leopardを発表

2007年10月16日、アップルは本日、「Mac OS® X Server(マックオーエステンサーバ)バージョン10.5 Leopard(レパード)」を、10月26日(金)、Mac OS X Leopardと同時に販売開始することを発表しました。Leopard Serverはアップルの定評ある使い勝手をさらに強化し、サーバの機能をより利用しやすくするとともに、ポッドキャストをiTunes®やWebに自動的に公開するための理想的な方法であるPodcast Producer(ポッドキャストプロデューサ)を新たに提供します。Leopard Serverは250以上の新機能を満載し、この中には、数回クリックするだけで利用者が共有Webサイトを共同で作成、変更することができるWiki Server(ウィキサーバ)、そしてCalDAV(キャルダブ)標準ベースの世界初の商業版カレンダーサーバであるiCal® Server(アイキャルサーバ)が含まれています。
「Leopard Serverはこれまでで最高のMac OS X Serverであり、Podcast Producer、Wiki ServerそしてiCal Serverなど素晴らしい技術革新を今まで以上に多く搭載しています。数分でサーバをセットアップできる新しいセットアップ機能と、クライアントアクセスライセンスを必要としないことにより、Leopard Serverはこれまで複雑で高額なサーバ製品を使ってこられた大小のビジネスユーザに、理想的なもう一つの選択肢を提供します。」とアップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。
Leopard Serverはネットワーク上のシステムのセットアップ、管理そして監視を簡単に行なうための新しい機能を搭載しています。サーバアシスタントは、数回クリックするだけでサーバアプリケーション、IPアドレスやDNSコンフィギュレーションなどのネットワーク設定、そしてユーザアカウントなどをセットアップできます。サーバ環境設定はユーザ、グループおよび主要なサーバアプリケーションが簡単に管理できます。そしてServer Status Dashboardウィジェットはアクティビティと利用状況を遠隔監視できます。Leopard Serverではまた、サーバ上に保存されたユーザ情報を基に、ファイル共有、Mail、iChat®、iCal、アドレスブックそしてVPNなどのクライアントアプリケーションが自動的に設定されるため、Leopardのクライアントを手動でセットアップする必要がありません。
Podcast Producerを使うと、誰でも簡単にコンテンツを記録し、自動的にサーバにアップロードし、ハイビジョンTV、iPod®、Apple TV™またはマルチメディア対応携帯電話など、様々なデバイスで再生できるように最適化されたポッドキャストに変換することができます。
Wiki Serverを使うと、Wikiと呼ばれる共同編集型Webページを、マウスを数回クリックするだけで簡単に作成し、編集することができます。Wiki Serverにはアップルがデザインした20のWebページテーマが用意されており、完全な変更履歴を提供するため、過去のエントリーを書き戻したり、異なるバージョンを併合したり比較したりすることが簡単に行なえます。Wiki Serverは変更が加えられると自動的にユーザに知らせ、ユーザは常に最新の情報を知ることができます。またユーザはキーワードを付けてコンテンツを素早く見つけることができます。
iCal Serverを使うと、ワークグループ、学校、小規模オフィスまたは大企業の中においても、カレンダーや会議予定、イベント等の共有、設定をすることが簡単に行なえます。iCal Serverは、新しいCalDAV標準をサポートする一般的なカレンダープログラムと一緒に使うことができる初めてのオープンな、標準ベースのカレンダーサーバであり、しかもクライアントアクセスライセンスを必要としないため、企業などでは事業を拡大した場合でも追加コストなしで自由にユーザを増やすことができます。
Leopard Serverは完全なUNIX準拠で、Apache 2、MySQL 5、Postfix、Podcast ProducerそしてQuickTime® Streaming Serverを含み、しかもそのコアサービスは64ビットであるため、ユーザはより大きなデータセットを扱い、64ビットハードウェアの性能と処理能力をフルに利用することができます。Leopard Serverは完全32ビット互換であるため、ユーザは32ビットと64ビットのアプリケーションをネイティブに、同時に利用することができます。
【価格と販売について】
Mac OS X Serverバージョン10.5 Leopardは、10月26日より、直営店のApple Storeおよびアップル製品取扱店にて販売されます。希望小売価格は、10クライアント版が57,800円、無制限クライアント版が114,800円です。アップルの強力なXserve®ラックマウントサーバハードウェアにはLeopard Serverの無制限クライアントライセンスが追加費用なしで含まれます。オンラインのApple Store® (https://www.apple.com/japanstore/)では本日よりオンライン予約購入をお受けします。現在ソフトウェア自動送付サービスにご加入のお客様は、サービス契約の一環としてLeopard Serverをお受け取りいただけます。アップルではボリュームライセンスおよびソフトウェア自動送付サービスもご用意しています。2007年10月1日以降にアップルまたはアップル製品取扱店で対象となるXserveシステムを新品で購入されたすべてのお客様には、Mac OS Up-To-Dateアップグレードパッケージを送付手数料のみの1,280円で入手いただくことができます。Leopard ServerはIntel、PowerPC G5またはG4 (867 MHz以上)のプロセッサを搭載し、最低1GBのRAMと20GBのハードディスク空き容量を持つ、すべてのMacintosh®コンピュータで動作することができます。
    ※文中の価格はすべて税込み、メーカー希望小売価格です。
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