“Appleでサインイン(勤務先と学校)”とプライバシー

“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を使用すると、組織から提供された管理対象Apple IDでAppやWebサイトにサインインできるようになります。

組織/団体により“Appleでサインイン(勤務先と学校)”が有効にされています

学校または企業(“組織”)により“Appleでサインイン(勤務先と学校)”が有効にされている場合、組織で許可されている他社製App(App Clipを含む)やWebサイトにサインインするには、管理対象Apple IDを使用します。許可されているAppまたはWebサイトに初めてサインインするときに、Appleはお客様の名前、メールアドレス(組織によって提供されている場合)、およびデベロッパごとに異なる一意の識別子を他社製のAppまたはWebサイトのデベロッパに提供します。デベロッパは、この情報を使用して、お客様を認証したり、デベロッパのインターフェイス内にお客様の名前を表示したり、適切な権限やアクセス許可を割り当てたりします。Webサイトのデベロッパには、ブラウザによって通常のWeb機能に使用される情報も送信されます。

デベロッパは、組織がAppまたはWebサイトの既存のアカウントで“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を使用できるようにすることができます。デベロッパがこれを有効にすることを選択した場合、お客様は“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を使用して、すでにお持ちのアカウントにサインインできるようになります。

不正行為の防止およびセキュリティ上の理由により、新しいAppで初めて“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を使う場合、Appleは単純な2値のスコアをデベロッパと共有し、ユーザが実在の人物であることを示します。このスコアは、最近のAppleアカウントのアクティビティと、お使いのデバイスおよびデバイスの使用パターンから抽出された情報を基に生成されます。Appleとデベロッパのどちらもデバイスの使用に関する具体的な情報を受け取ることはありません。

“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を使用する

組織が“Appleでサインイン(勤務先と学校)”をAppまたはWebサイトで有効にすると、サインインの設定をサポートするため、Appleはこれを把握します。そのあとにiPhoneのAppで“Appleでサインイン”を使用するときは、サインインしたAppの履歴や“Appleでサインイン”を使った時間などをAppleが見たり保持したりすることはなく、そのような情報はデバイスの外に出ません。Safariで“Appleでサインイン”を使用する場合、Appleがサインインを認証できるように、あなたがいつWebサイトにサインインしたかをAppleは把握しますが、AppleはサインインしたWebサイトの履歴や“Appleでサインイン”を使った時間の情報を保持しません。

“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を使用して許可されているAppまたはWebサイトにサインインした場合、サインイン後にデベロッパから追加の個人データを求められる場合があります。ここで個人情報をデベロッパに提供する場合、その個人情報はそのデベロッパのプライバシーポリシーの対象となります。

“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を管理する

iOSで“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を管理するには、”設定”>”[自分の名前]”>“パスワードとセキュリティ”>“Apple IDを使用中のApp”に移動します。Macでは、“システム設定”>“[自分の名前]”>“パスワードとセキュリティ”に移動するか、appleid.apple.com にアクセスして“サインインとセキュリティ”セクションに移動してから、”Apple IDでサインイン”に移動します。“Appleでサインイン”を使用しているAppのリストが表示されるので、プライバシーポリシーを確認して、“Appleでサインイン”を無効にします。Appで“Appleでサインイン”を無効にすると、そのAppで“Appleでサインイン”を設定するためにデベロッパと共有した情報や、そのデベロッパがあなたの“Appleでサインイン(勤務先と学校)”アカウントに関連付けた情報は、今後もデベロッパのプライバシーポリシーに従って扱われることになります。

その他の情報

Appleは、Touch ID、Face ID、および強力なパスコードオプションを使用した強力な認証によって“Appleでサインイン(勤務先と学校)”を保護します。

Appleは、“Appleでサインイン(勤務先と学校)”の使用に関する個人データ以外の情報など、“Appleでサインイン(勤務先と学校)”に関する匿名化された集約的な情報を受け取ることがあります。Appleは、この情報を、関連するApple製品およびサービスの向上、不正行為の防止およびセキュリティのために利用する場合があります。Appleが、“Appleでサインイン”について受け取った匿名または集約的なデータから個人を特定しようとすることはありません。

“Appleでサインイン(勤務先と学校)”の提供に関連してAppleが収集する情報は、Apple School Manager契約(school.apple.com を参照)(組織が学校の場合)、またはApple Business Manager契約(business.apple.com を参照)(組織が企業の場合)に従って、組織のためにAppleが処理します。

“Appleでサインイン(勤務先と学校)”に関連して個人データがどのように処理されるかについてご質問がある場合は、組織のIT管理者にお問い合わせください。

公開日:2022 年 12 月 12 日