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Siri、音声入力とプライバシー
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AppleはSiriに対する操作の文字起こしを保存して、これらの文字起こしの一部をレビューする場合があります。Siriを使用すると、リクエストを処理するために、音声、Siriの設定情報、連絡先情報、位置情報などもAppleに送信される場合があります。データはお使いのApple Accountには関連付けられません。
Siriはあなたの個人情報を保護するように設計され、どの情報を共有するかを選択できるようになっています。
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“Siri、音声入力とプライバシー”では、Siriと音声入力のデフォルトの動作について説明します。“Siriと音声入力の改善”を選択した場合、追加データが収集、保存、およびレビューされます。詳しくは、www.apple.com/jp/legal/privacy/data/ja/improve-siri-dictation を参照してください。
Siriと音声入力
Siriを使用すると、デバイスの“Siri設定”で指定されている場合は、あなたが話した内容はデバイス上で処理され、Appleのサーバには送信されません。指定されていない場合は、音声がAppleのサーバに送信されて処理されます。“Siriと音声入力の改善”を選択しない限り、音声データがAppleに保存されることはありません。いずれの場合も、操作の文字起こしはリクエストを処理するためにAppleに保存される場合があります。
音声入力を使用すると、デバイスの“キーボード設定”で指定されている場合は、音声と文字起こしはデバイス上で処理され、Appleのサーバには送信されません。指定されていない場合は、あなたが話した内容はサーバに送信されて処理されますが、“Siriと音声入力の改善”を選択しない限り、音声データは保存されません。
Appleは、関連するリクエストデータ(実行したリクエストのカテゴリ、リクエストが正常に完了したかどうか、デバイスの仕様、デバイスの構成、パフォーマンス統計、Siriで位置情報サービスをオンにしている場合はリクエストしたときのデバイスのおおよその場所など)も保存します。
リクエスト履歴(Siriの文字起こしと関連するリクエストデータを含む)は、ランダム識別子に最長6か月間関連付けられ、Apple Accountともメールアドレスとも結び付けられません。リクエスト履歴は、6か月後にランダム識別子との関連付けが解除され、最長2年間保持される場合があります。Appleは、このデータを、Siri、文字起こし、検索、およびAppleの製品およびサービスにおける限定的なその他の言語処理機能の開発および改善のために使用する場合があります。例えば、文字起こしは、Siri、検索、音声コントロール、翻訳、および自動音声認識モデルの微調整に使用される場合があります。また、Appleは操作の文字起こしの一部をレビューする場合があり、このレビューが完了したリクエストのうちごく一部はこれらの製品やサービスの今後の改善のために2年以上保持される場合があります。
Siriと音声入力を使用すると、“‘Siriへのリクエスト’と一緒に使用”との統合を許可した他社製アプリを含め、以下のようなコンテクストデータがAppleに送信される場合があります:
- “連絡先”に登録した場合は連絡先の名前、ニックネーム、続柄(“父”など)
- 住所の形式(言語と国/地域の設定で設定されている場合)
- 再生したミュージック、ポッドキャスト
- あなたとあなたの家族が共有しているデバイスの名前
- ホームアプリにあるアクセサリ、ホーム、シーン、共有ホームメンバーの名前、およびApple TVのユーザプロファイル
- “写真”の人名、アラームの名前、“リマインダー”のリストの名前など、項目に付けられたラベル
- デバイスにインストールされているアプリの名前などの情報、Siriで追加したショートカット
このデータは、デバイスで生成されたランダム識別子と関連付けられ、Apple Accountにもメールアドレスにも関連付けられません。Siriがリクエストを認識したかどうかを判断するため、iOSデバイス、および接続されているApple Watch、HomePod、または対応しているHomeKitアクセサリなどのApple製品の認識精度を向上するためにのみ、Appleによって使用されます。
このコンテクストデータ、およびSiriの文字起こしや関連するリクエストデータを市場分析のために使用したり、第三者に販売したりすることはありません。
他社製アプリ
Siriがあなたに代わって他社製アプリとやり取りするとき、そのアプリの利用規約とプライバシーポリシーが適用されます。アプリが音声認識を利用することを許可した場合、文字起こしされる音声データはAppleに送信される場合があります。
Siriからの提案
Siriからの提案では、デバイス上でローカル処理して、各ユーザに最適な環境を提供するために、お使いのデバイスとアプリの使用状況を学習します。Siriは、デバイスに保存された情報(Safariの閲覧履歴、メール、メッセージ、画像、通知、連絡先、その他のインストール済みアプリから提供された情報)を使用して、検索結果の共有シート、カレンダー、“調べる”、“画像を調べる”、Safari、アプリなどでショートカットを提案したり候補を提供したりします。例えば、Siriがデバイス上の人工知能機能を使用して、共有シートで提案する写真の共有相手を、写真に写っている人に基づいて決めることがあります。こうした提案はAppleのサービスをパーソナライズするために使用される場合がありますが、Appleのサーバには保管されず、他社製アプリと共有されることもありません。Siriが提案したショートカットを実行すると、アプリの利用規約とプライバシーポリシーに従うことになります。
位置情報サービス
位置情報サービスがオンになっている場合は、リクエストに対するSiriと音声入力の応答精度が向上するよう、リクエストされた時点のデバイスの位置情報もAppleに送信されます。関連性のある応答や候補を提示するために、Appleはあなたのインターネット回線のIPアドレスを使用して、地図上の区域と照合することにより、おおよその位置情報を推測する場合があります。
iCloud同期
iCloudを使用している場合、Siriの設定とパーソナライズされたSiriからの提案はエンドツーエンドの暗号化を使用してAppleデバイス間で同期されます。Siriの設定を完了すると、デバイスごとにパーソナライズされたSiriの認識を向上するために、簡単なリクエストのサンプルもエンドツーエンドの暗号化を使用して同期されます。この個人用に設定された音声認識モデルとデバイスで実行した“Siriと音声入力”に対する操作でデバイス上の情報を利用して、モデルのパフォーマンスの精度を改善できます。ほかの人があなたの近くにあるSiri対応デバイスから制御できるように、HomePodでパーソナルリクエストの使用を選択した場合は、近くのタイマー、アラーム、共有メディア、通話の状況、お使いのデバイスからのそれらの状態と、上記のデバイスが近くにあることが、ローカルで周辺のAppleデバイスと共有されることがあります。
選択と制御が可能
“Siriに頼む”と音声入力はいつでも無効にできます。Siriをオフにするには、“設定”>“Siri”>“Siriに話しかける”に移動して“オフ”をタップし、“Siriに話しかける”をタップしてオフにします。また、“設定”>“Siri”>“Siriに話しかける”で、“ホームボタンを押してSiriを使用”または“サイドボタンを押してSiriを使用”をタップしてオフにします。音声入力をオフにするには、“設定”>“一般”>“キーボード”に移動してから、“音声入力を有効にする”をタップしてオフにします。“Siriに頼む”と音声入力の両方をオフにすると、Appleではランダム識別子に関連付けられているSiriと音声入力の文字起こしが削除されます。
ランダム識別子に関連付けられたSiriと音声入力の文字起こしで保持期間が6か月のものを削除するには、“設定”>“Siri”>“Siriと音声入力の履歴”に移動して、“Siriと音声入力の履歴を削除”をタップします。
どのアプリを“Siriへのリクエストを許可”と統合可能にするかは、“設定”>“Siri”>“アプリ”>“[アプリ名]”>“‘Siriへのリクエスト’と一緒に使用”に移動して、いつでも指定できます。
アプリ内や、共有中、検索中、聞き取り中にSiriからの提案を表示したくない場合は、“設定”>“Siri”に移動し、“アプリライブラリに表示”、“Spotlightに表示”、“共有中に表示”、“聞き取り中に表示”をタップしてオフにすることで、Siriからの提案を無効にできます。
Siriがパーソナライズする機能やショートカットを提案するアプリの詳細なリストは、“設定”>“Siri”で確認および制御できます。Siriがパーソナライズするための情報をアプリが提供しないようにするには、“設定”>“Siri”>“アプリ”>“[アプリ名]”に移動し、“このアプリから学習”をタップしてオフにします。Siriがパーソナライズするための情報をApp Clipが提供しないようにするには、“設定”>“Siri”>“App Clip”に移動し、“App Clipから学習”をタップしてオフにします。位置情報サービスを有効にしている場合は、“設定”>“プライバシーとセキュリティ”>“位置情報サービス”>“Siri”を選択し、“しない”をタップすることで、Siriの位置情報サービスをオフにできます。
位置情報サービスを有効にしている場合は、“設定”>“プライバシーとセキュリティ”>“位置情報サービス”>“システムサービス”に移動し、“候補と検索”をタップしてオフにすることで、Siriからの提案の位置情報サービスをオフにできます。
Siriのパーソナライズをデバイス間で同期したくない場合は、“設定”>[自分の名前]>“iCloud”>“iCloudに保存済み”>“すべて見る”に移動し、“Siri”をタップしてオフにすることで、Siriを無効にできます。
また、“設定”>“スクリーンタイム”>“コンテンツとプライバシーの制限”>“許可されたアプリと機能”に移動し、“Siriと音声入力”をタップすることで、一括して制限できます。
どのアプリが文字起こしにSiriを利用するかは、“設定”>“プライバシーとセキュリティ”>“音声認識”で指定できます。
あなたはSiri、音声入力、またはSiriからの提案を使用することで、Appleおよびその子会社と代理業者が上記のようにSiri、文字起こし、検索、およびAppleの製品およびサービスにおける限定的なその他の言語処理機能を提供し、その品質を向上するために、この情報を送信、収集、保守、処理、および使用することに同意し、承諾することになります。Appleはこの情報を信頼できる第三者のサービス提供者と共に処理および保管する場合があります。いかなる場合においても、Appleが収集する情報はAppleのプライバシーポリシー(https://www.apple.com/jp/privacy を参照)に従って取り扱われます。
公開日:2024 年 11 月6 日