Apple Storeで働くウィリアムがiPhoneを手に、お客さまから質問を受けている。彼の傍には盲導犬が座っている。

順調なスタートを切る。

Apple製品が私の可能性を開き、Apple Storeがそれをさらに広げてくれました
William - Apple直営店スペシャリスト
上海 (中国)

Question: Appleで働く前から、Apple Watchのビデオに登場していたそうですね。 Answer: そうなんです。私はビデオに登場する何人かのうちの1人でした。それはお客様の体験を紹介するビデオだったのですが、私は5キロマラソンとハーフマラソンに向けたトレーニングにApple Watchを使っていたことから、撮影に参加することになったんです。私のSNSはビデオを見たみんなからのお祝いのメッセージで溢れかえるほどでした。

Question: どのような経緯でApple Storeで働くことになったのですか? Answer: そこで働いていたランニング仲間から紹介されたんです。利用者としてAppleの店舗はいつも居心地の良い場所だったんです。私を視覚障がい者として扱うようなことはありませんでしたから。 Question: それはどういう意味でしょう? Answer: 店舗のスタッフは私を温かく迎え、質問にも答えてくれました。でも、私にぴったり付き添いながら、あれこれ気をつけるよう言ってくる人はいなかったんです。 Question: そこで働こうと思ったことはありましたか? Answer: いいえ、まったく。まさか自分にできるとは思っていませんでしたから。それが今ではここにいて、多くのお客様にあらゆる製品のご案内をしています。中でも、フィットネスアプリとアクセシビリティに関する機能のご案内が得意なんです。

ウィリアムのランニングシューズが、靴紐によってぶら下がっている。
同僚たちは私の得意分野について頼ってくれて、私もまた彼らの得意分野を頼りにしています。誰もがお互いに頼り合っているんです
ウィリアムのApple Watchの横に線が描かれ、シリが話していることを示している。

Question: 利用者としてのあなたの視点から、Apple Storeの魅力はなんでしょうか? Answer: Apple製品の魅力に通じるところがあると思います。つまり、シンプルに使えて、楽しい。そして、私にとっては様々なことができる力を与えてくれるということです。今回のGlobal Accessibility Awareness Dayでは、AppleのTシャツに「Designed for Everyone (あらゆる人のために設計)」と書かれていたんです。それを見て、私は何年も前、Apple製品を手に入れる前に同じフレーズを聞いた時のことを思い出しました。そのとき私は「そんなのはあり得ない」って思ったんです。 Question: その考えを変えたのは何だったのでしょう? Answer: 実際に私を含めたあらゆる人が、Siriを使ったり音楽やオーディオブックを聴いたり、VoiceOverを使って画面を読み、デバイスを操作しているということです。 Question: ほかにも助けを借りているものがあるようですね、フワフワで4本足の。 Answer: ええ、私の盲導犬のBellは私と一緒に出勤しています。Bell専用のApple社員IDバッジまであるんですよ。

犬の絵文字が描かれた、盲導犬の社員バッジ

Question: 店舗の外でも貢献されてきたのですよね。 Answer: はい。私はゲストスピーカーや座談会のメンバーとして、Appleのアクセシビリティに関する内外のイベントに数多く参加してきました。 Question: そこでのあなたの役割は何ですか? Answer: 認知を高めることですね。私の店舗での役割や、なぜアクセシビリティの課題が足枷となるべきではないかについて紹介するのです。

Appleを代表してイベントに参加することは、私にとってまったく新しい経験です

イラストはiPadで作成されたものです